環境省自然環境局 のWebサイトに象牙に関するQ&Aが掲載されています。
象牙の扱いに関する現状を皆様にもお知らせしたいと思いますので、

少しずつご紹介いたします。

問7 日本にある象牙や象牙製品の材料はどのように得られたものなのでしょうか? 密猟や密輸入で 得られた象牙や象牙製品ではないのでしょうか?

 日本で流通する象牙製品は、ワシントン条約で国際取引が禁止される前の物か、1999 年と 2009 年の 特別に認められた国際的な商取引で日本に入ってきた象牙を用いて製造された物です。

・問5にあるとおり、日本には統計が残っているだけでも約 2,090 トンの象牙を合法的に輸入されてい ます。このうちの約 740 トンが製品の材料として使用されたと推測されております。(2019 年 12 月現 在の推測値)

・なお、2018 年は象牙製品を製造するための材料として消費されるなどにより、14.7 トンの全形象牙の 登録票の返納なされています。全形牙を分割しカットピースにした場合等、登録票に係る全形牙を占有 しないこととなったときはその登録票を返納する義務があります。現在の全形牙の登録票の返納状況 をふまえると、国内にはまだ製品化が可能な全形牙があると推測できます。

・このように現在でも日本の国内には国際取引が禁止される前の象牙がたくさんあるので、あえて摘発 の危険を冒してまで、アフリカゾウの密猟に由来するものを含む違法な全形牙や象牙製品を新たに日 本に密輸入するインセンティブは小さいと考えられます。

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