「インテリア」カテゴリーの記事一覧

象牙工芸:インテリア

2012年3月7日

寿老人

象牙彫刻 寿老人
象牙彫刻 寿老人

 

日本象牙彫刻秀作全集より

「長寿を授ける」という縁起の良いもの。長い頭に杖を携え、うちわを持ち、鹿を連れているのが特徴である。
ふくよかな耳朶と豊かにたくわえられた白髯は、こころやすらぐ潤いをかんじさせる

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2012年3月6日

月光菩薩

象牙美術品 月光菩薩
象牙美術品 月光菩薩

 

日本象牙彫刻秀作全集より

薬師如来の右脇に侍する菩薩。均整のとれた容姿と端正な顔貌に象牙彫刻の精髄をみる。
静謐なたたずまいは、後光がさすかのよう

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2012年3月6日

浪乗観音

象牙美術品 浪乗観音
象牙美術品 浪乗観音

 

日本象牙彫刻秀作全集より

一切衆生を救済するためあらゆる姿になって現出すると説かれる観音菩薩。
浪に乗った清冽なその姿に大慈悲心を感じる。 静かな気品を漂わせる作品

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2012年3月5日

聖観音

象牙美術品 聖観音
象牙美術品 聖観音

日本象牙彫刻秀作全集より

観音の特質は慈悲である。が、一面二臂の人間の形をした聖観音はその美しさの点で類を見ない。
美の観音と言えば聖観音といわれるゆえんである。

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2012年3月5日

熊野(ゆや)

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2012年3月4日

野宮(ののみや)

象牙美術品 野宮(ののみや)
象牙美術品 野宮(ののみや)

 

日本象牙彫刻秀作全集より

 

六条御息所の光源氏を想う心は、生き料となって源氏の正妻・葵の上をとり殺すほど激しいものであったが、
その魂は自我から解かれ、源氏の恋人として、最後に対面した日にこの野宮に立ち戻ってくるという筋である。
愛の深淵をのぞかせ、妄執の輪廻を描く能の名作とされるこの作品を象牙彫刻美の粋とも言うべき技をもって
創造している

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2012年3月4日

班女(はんじょ)

象牙美術品 班女(はんじょ)像
象牙美術品 班女(はんじょ)像

日本象牙彫刻秀作全集より

三島由紀夫の近代能で、玉三郎の好演により好評を博した。

作品は、吉田の少将と愛の誓いに取りかわした扇に思いをこめての舞姿。
扇を縁としての再会という狂言廻しのような役を見事に完成させている。

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2012年3月3日

能舞

象牙美術品 能舞像
象牙美術品 能舞像

日本象牙彫刻秀作全集より

「翁面」は、能の先行芸能であった「翁」の専門面として他の能面より、はるかに早く
様式が確立されていた。今でも能の中野特別な演目として上演される「翁」の舞。
「天地人の拍子」を踏み、右手の扇を面にあて左そでを頭上に返す翁特有の型を
完璧なまでの様式美として定着させた作者渾身の力作。

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2012年3月3日

紅葉狩り

象牙彫刻 紅葉狩り
象牙彫刻 紅葉狩り

日本象牙彫刻秀作全集より

紅葉を集めるという現代にはない徐著ある風景をさりげない日常の一齣として捉えた作品。
秋をそのまま残したいという心情に、日本人の美意識を見ることができる

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2012年3月2日

蟹遊び

象牙彫刻 蟹遊び
象牙彫刻 蟹遊び

 

日本象牙彫刻秀作全集より

夏の一日、笹の葉で蟹採り。今ではすっかり忘れられてしまった古い日本の一風景。
満足げに蟹を見せる老人と楽しげな孫たちの会話が今にも聞こえてきそうなこころ休まる作品

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