象牙美術品 能舞像
象牙美術品 能舞像

日本象牙彫刻秀作全集より

「翁面」は、能の先行芸能であった「翁」の専門面として他の能面より、はるかに早く
様式が確立されていた。今でも能の中野特別な演目として上演される「翁」の舞。
「天地人の拍子」を踏み、右手の扇を面にあて左そでを頭上に返す翁特有の型を
完璧なまでの様式美として定着させた作者渾身の力作。