第16回ワシントン条約締約国会議がタイのバンコクで平成25年3月2日から14日まで開かれました。
日本象牙組合連合会から4名出席しました。主に中国・タイ向けの密猟、密輸出のことが話し合われました。
問題になったのは、原産国ではタンザニア・ケニア・ウガンダの3ヵ国、中継国はマレーシア・ベトナム・フィリピン、消費国はタイ・中国の計8ヵ国が批判の中心となりました。日本は象牙の管理体制がしっかりしていて評価されました。

「象牙の国際取引に関する意思決定メカニズム」は今回決まらずに、次回の第17回締約国会議に持ち越されました。
タンザニアとザンビアは今回ダウンリストの提案ができませんでした。
ケニアは「9ヵ年のモラトリアム(原産国からの輸出禁止)の延長」の提案を取り下げました。

(平成25年3月26日)